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DeNA TechCon 2018でSWETの取り組みについて発表してきた

初めまして、SWETの坂本です。先日行われたDeNA TechCon 2018のBlueStageにて、SWETの取り組み内容についての発表を行いました。発表資料は以下になります。

発表内容

今回の発表ではSWETの具体的な取り組みとして、"画像"が絡むようなテスティングに関する2つの取り組みについて、前後半に分けて紹介しました。

前半の発表では、SWETで開発を行っている、WebアプリのVisual Regression Testを支えるクローラーについてお話ししました。
クローリングの高速化のための並列化の方法、Visual Regressionに使うためのスクリーンショットの取り方のテクニックなどについて述べました。また、単純なクローラでは突破することができない登録フォームなどに対応するために、機械学習の活用を検討している状況についても発表しました。

後半の発表では、テンプレートマッチング(画像処理)を使った自動化のツラミを低減するためにSWETで開発しているサービス「ExMachina」についてお話ししました。
ExMachinaの基本的なアイデアは、「ページ情報」という形でテスト用のイメージ素材を管理することにより、WebやNativeアプリと同様にセマンティックな情報を利用してUIテストの自動化が行えることです。 発表ではその基本的なコンセプトを共有し、ExMachinaを使った自動化の処理の流れ、ExMachinaのクローラーへの応用などについて説明しました。

おわりに

SWETでは、まだベストな方法が確立されていないテスティングの領域に対してR&D的な取り組みを行っており、今後も拡充していきたいと思っています。
また、その取り組みの中で機械学習を活用したアプローチも検討しています。